かつてツツジの名所だった倉敷市中庄地区でツツジの風景を取り戻そうと、住民グループによるイベント「中庄ツツジ祭り」が来月開かれます。
今年は初めて、倉敷市の商店街でプレイベントを開催しました。
「中庄ツツジ祭り」は、かつてコバノミツバツツジが群生する里山があり名所として知られていた倉敷市中庄地区で、ツツジの咲く風景を取り戻そうと2012年から活動している『ツツジ山再生プロジェクト』が一昨年から開いているイベントです。
今年は、グループの活動を知ってもらったり交流したりする機会をつくろうとプレイベントを初めて企画しました。
プレイベントは倉敷えびす通り商店街で3日間予定していて、1日目は倉敷市立自然史博物館の植物分野の鐵慎太朗学芸員を講師に招き、ツツジについての講演がありました。
サツキやシャクナゲがツツジの仲間であることや、コバノミツバツツジが西日本に分布していることなどを話し、参加者はツツジへの理解を深めていました。
プレイベントはあす30日まで開かれ、中庄ツツジ祭りは、4月12日から13日に、倉敷高校の正門周辺の圃場で開かれます。
イベントではツツジの苗木の展示即売会や育て方の講習会をはじめ、『ツツジ山再生プロジェクト』が開催している写真と絵画コンテストのパネル展示、お茶やクッキーの販売などが予定されています。