出水期を前に倉敷市は水害対応訓練を行い情報収集や避難所開設の手順を確認しました。
警報発令されました午前9時、倉敷市内に大雨警報が発令されたという想定で訓練が始まりました。
訓練ではまず、30分後に行われる避難情報の発令と市内40カ所の避難所開設に向けた準備を進めます。
対策本部では、午前6時から避難所開設に向け準備を進めていた各支所の担当者と連絡を取りながら状況を確認。
準備完了を確認し対象となる世帯に向け高齢者等避難と開設する避難所の情報を発令しました。
また、避難所の開設と並行して倉敷市で2020年から導入している「総合防災情報システム」を活用した情報収集を行います。
市内各地から寄せられる河川の増水や通行止め人的被害などの情報を共有できるシステムです。
今年の訓練ではこのシステムに加えホワイトボードや書き込みができる白地図などアナログな道具を充実させました。
被災地への職員派遣の経験から取り入れたものでどんな人でも一目で情報が分かるようにすることが狙いです。
避難情報の発令に繋がるものや救助が必要なものなど市が定める基準をもとにした重大事案はシステム内だけでなくホワイトボードにまとめ対応を検討していきました。
この訓練は出水期の前に毎年開催されているもので今年は例年よりも開催を2週間ほど早め行われました。
訓練は午前と午後の2回に分けて行われ各支所も含めのべ200人の職員が参加しました。