華道家元池坊児島支部の会員による春の草花を使った華道展が倉敷ファッションセンターで開かれています。
池坊児島支部では、生け花に親しんでもらおうと年に1度花展を開催しています。
今年は会員40人による春の草花を使った51作品が並びました。
こちらは前田清遊さんの作品です。
今の季節に花を咲かせるササユリやヤマアジサイ、節が特徴的なタイガーウッドの枝を使って、山の風景をそのまま切り取ったような作品に仕上げています。
ヤマアジサイの枯れた小枝や、細く長い草など軽くて揺れやすい素材を使うことによって山に風が吹き、植物が揺れる様子を表現しています。
茎に縞模様があるフトイとカキツバタを生けたこの作品は、2種類の植物をそれぞれ生け小さい器の中で池を表現しています。
そのほかにもツツジの枝を黒く染め、カスミソウや色とりどりの菊と組み合わせた大型の作品や、生活のなかで気軽に生けて飾ることができる小型の作品などが展示されています。
草花の自然な姿を表現している池坊児島支部花展は倉敷ファッションセンターであす(25日)の午後4時まで開かれています。