倉敷市は、市内中心部にある5つのホテルと災害発生に伴う一時避難所として利用するための協定を結びました。
協定を結んだのは、いずれも倉敷市の中心部にある倉敷アイビースクエア、倉敷国際ホテル、倉敷ステーションホテル、ホテルグラン・ココエ倉敷、倉敷ロイヤルアートホテルです。倉敷市役所で協定締結式が行われ、伊東香織倉敷市長とホテルを運営する4つの会社の社長や支配人が、協定書にサインしました。
協定では、洪水や地震などの災害が起きて、倉敷市が避難情報を発令した場合、協定を結んだホテルを指定緊急避難場所にして、一時的な避難ができるようにするものです。倉敷ロイヤルアートホテルは3階以上の客室に、そのほかの施設は宴会場や会議室に身を寄せてもらう方針です。人が多く集まる倉敷美観地区で観光客を含めた安全確保が狙いです。
倉敷市が指定緊急避難場所とする協定を結んだ宿泊施設は、水島地区の10カ所を含めてこれで15カ所になりました。