全国高校軟式野球選手権東中国大会の決勝戦が行われ、岡山県勢同士が全国大会の切符をかけて白熱した試合を展開しました。
3年ぶりの全国大会を目指す倉敷工業の先発はエースの曽川。2回、矢掛がノーアウト1塁3塁の場面で守りが乱れ、先制を許します。
しかし、後続を連続三振で打ち取り、ピンチを切り抜けます。
倉工打線は、矢掛のエースピッチャーを打ちあぐねますが、7回に反撃のチャンスがやってきます。先頭の2番・山田。続く、3番・岡村。レフトオーバーのツーベースヒットで1塁ランナーの山田が一気にホームに返り、同点に追いつきます。
倉工のマウンドは6回から2番手の村上。9回2アウトでランナー2・3塁のピンチを迎えますが、気迫の投球で得点を与えません。
試合は延長タイブレークに入り、矢掛の攻撃を抑えた倉工はその裏、ランナー2塁3塁の場面。スクイズをかわされ、2アウト。
2年生の山本がライト前に運び、劇的な幕切れで、倉敷工業が3年ぶりに全国の舞台へ名乗りをあげました。
東中国地区代表として10回目の出場となる全国大会は、今月24日(日)から6日間、兵庫県の明石トーカロ球場と姫路市のウインク球場で開かれ、全国16地区の代表が頂点を目指して戦います。抽選会は12日の予定です。