伝統的な和楽器・箏の演奏や製作体験ができるワークショップが開かれました。
「和楽器に触れてみようおコト遊BASE」と題されたワークショップには子どもから大人まで多くの人が参加しました。このワークショップは演奏会などを通して箏に親しんでもらおうと活動している箏の奏者や職人のグループ「Project Kokin」が開きました。子どもたちは、講師から楽譜の読み方や糸の弾き方などを教えてもらいながら箏の音色を楽しんでいました。なかには、「さくら」の演奏に挑戦した参加者もいました。
こちらでは箏職人が講師となりかんな削り体験が行われました。桐の原木を凹凸ができないように削っていき、音が響くようにする作業です。子どもたちは初めてのかんなに苦戦しながらも力いっぱい削りました。「コトノハ」と名付けられたこの花はかんな削りでできるかんなくずで作られたものです。薄く削り取られた木を水で湿らせて扱いやすくし、ねじりながら巻いて完成です。そのほかにも箏を作るときに使う道具「のみ」や箏の材料になるクジラの骨や象牙が展示されました。
ワークショップを開いた Project Kokinは今後もコンサートなどを通じて箏の魅力を伝えていくということです。