3歳から高校生までの子どもたちが唄や踊りを披露する伝統芸能祭が開かれました。
くらしきジュニア伝統芸能祭は伝統芸能を引き継いでいく子どもたちの発表の場として平成16年から開催されています。今年は、太鼓や詩吟、日本舞踊に取り組んでいる3歳から高校生までの54人が日ごろの成果を発表しました。刀を使って力強く踊る剣舞です。「川中島」の詩吟が入った曲に合わせ戦国武将武田信玄の雄姿を表現しました。そのほかにもミュージカル風の桃太郎が披露されました。2組の兄弟が桃太郎と犬、さる、きじになりきり詩吟をしながら扇子を使って踊りました。浅草を舞台に下町情緒の中での恋心を表現した日本舞踊「すみだ川」を披露したのは小学5年生の松岡來音さんです。松岡さんは昨年の12月から日本舞踊を習い初めこの日が初舞台でした。儚く終わった初恋を思い出しながら隅田川のほとりを歩く17歳の女性の心情を情感たっぷりに表現しました。フィナーレでは一昨年の芸能祭20回記念のために作られた「倉敷えーとこ巡り」を出演者全員で披露しました。地元倉敷への愛を歌詞に織り込み 鷲羽山や北前船、デニムなど名所や名物を歌い込んでいます。出演者はそれぞれ箏や太鼓、唄、踊りで参加し、全員で賑やかに曲を披露しました。
来年のくらしきジュニア伝統芸能祭は8月23日(日)に開催予定です。