玉野商工高校の生徒が、地元の企業と職人から指導を受けながら焼き芋釜づくりに挑戦しました。
玉野商工高校機械科の1年生から3年生12人が、鉄加工製品などを手がける金田コーポレーションの本社工場で作業を行いました。
今回担うのは、真っすぐな鉄を加工して焼き芋窯の蓋を作る工程です。
指導したのは門や柵などの建築金物を手掛ける玉野市の鍛冶職人青山裕次さん。
生徒は15cmほどの長さの金属の板をガス炉に入れおよそ1200度に熱して柔らかく加工しやすくします。
柔らかくなった鉄板を専用の型の上に乗せて固定しさらにバーナーで熱して形を整えます。
また、鉄板をつなぎ合わせ天板にする過程で使われる「ティグ溶接」と呼ばれる特殊な溶接を体験しました。
玉野商工高校では溶接や接合などの金属加工を行う設備が校内になく、地元の企業と実習を行っています。
生徒はものづくりの現場で実際に使われているプロフェッショナルの技術を体験することができました。
この焼き芋窯は一度に100個ほど調理できる大きさで、11月中旬までの完成を目指します。
その後、県内の商業施設に納品し、稼働するということです。




