また、倉敷市役所の敷地内に整備を進めている防災危機管理センターが来月完成し、来年1月から順次業務を始めることが発表されました。
防災危機管理センターは、倉敷市役所の北側、屋内駐車場の隣に整備されます。
鉄筋コンクリート造り地上3階建て、延べ床面積は、およそ6200平方メートルです。
現在別々の建物で業務を行っている防災危機管理室、消防局、水道局をセンターに集約し、本庁舎への連絡通路も設け、災害が起こった時に各部局の連携強化を図ります。
建物には震度7の揺れを震度2程度まで軽減する免震構造を取り入れ、地盤を固める液状化対策も実施しています。
1階には自衛隊や他の自治体などからの応援職員の活動拠点になる部屋を作っていて、普段は会議室として使用します。
また、洪水対策として、災害対策本部室は2階に配置、受変電設備は屋上に設けられます。
防災危機管理センターは来月23日に竣工式が行われ、来年1月から順次業務を開始する予定です。
また、伊東香織市長は、来年度から市の組織を一部改正することを発表しました。
消防局には「通信指令課」を新たに設けます。
今後、防災危機管理センターに消防局の本部機能は移転されますが、通信指令業務は現在の消防局庁舎に残ることが理由です。
また、企画財政局企画財政部に2028年度の市立短期大学の移転に向けた準備を円滑に進めるため「市立短期大学移転準備室」が新設されるほか、教育委員会に精思高校と市立玉島高校の統合校の開校準備を進める「新設統合高等学校開校準備室」が設けられることなどが発表されました。




