玉野市にある常山周辺の歴史や文化を学ぶグループが、発足1周年を記念した催しを開き、住民などと交流しながら、地域の学びを深めました。
標高307mの常山には、安土桃山時代上野氏により山城が築かれました。
常山合戦による落城や無念の死を遂げた女軍の想いが今も語り継がれています。
常山をめぐる歴史をさらに深めようと、去年5月につねやま歴史文化研究会が発足しました。
資料を用いた勉強会やフィールドワーク、ボランティア活動などを通じて常山に触れた一年間。
活動の成果を紹介し、お世話になった地域に恩返ししようと、この催しを企画したそうです。
メンバーが春夏秋冬の常山を撮影した写真の展示では、来場者による人気投票を行いました。
また、常山にまつわる言い伝えをもとにしたオリジナルの紙芝居「こいのぼりを立てない里」を披露しました。
これは、常山城主・上野氏の血を継ぐ子どもが、戦乱を逃れて八浜町大崎に身を寄せたとき、男の子であることを隠すため、村人がこいのぼりを掲げなかったという昔話です。
こいのぼりを上げない代わりに、豪華な五月人形が部屋に置かれているそうです。
会場には、常山にまつわるチョウの標本も持ち込まれました。
倉敷昆虫同好会の加門昭徳さんが、常山周辺で生息を確認した60種類のうち、イシガケチョウ、ムラサキツバメなど、およそ50種類を展示しています。
この催しのもう一つの目的が、地域住民との交流です。
荘内中学校で作られた立体模型を囲んで、常山について語り合いました。
この日は、常山駅から歩いて100m、常山城主だった戸川秀安を祀る玉野市の重要文化財友林堂の見学ツアーも行われました。
1805年に早島や帯江などの戸川家4氏によって建てられた、優美で重厚感のある霊廟です。
管理する大塚彌太郎さんの案内で、拝殿にある花鳥風月を描いた天井絵などを見て回りました。
つねやま歴史文化研究会では、今後も月1回ペースで活動を続けます。
会員も随時募集しています。
詳しくはインスタグラムをご覧ください。




