倉敷市児島由加山(ゆがさん)の由加神社で、邪気を祓う節分の豆まき式が行われました。
由加神社本宮の節分豆まき式は、午後2時から佐伯正(まさし)宮司の「輝く星よ、みな来たれ」という掛け声を合図に始まり、「福は内」と声を上げながら福豆などが一斉にまかれました。豆まきには、地元の琴浦北小学校の全校児童24人も参加し、よしもとの若手芸人と一緒に穏やかで明るい一年になることを願いながら豆をまきました。由加神社の豆まき式は、平安時代の征夷大将軍坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が民衆を苦しめていた由加山の鬼を退治したという伝説にちなんで行われています。今では、鬼がないということから由加神社では、「鬼は外」とは言わないで、「福は内」だけの掛け声で豆をまいています。豆まきは、午後2時から15分おきに3回に渡って行われ約1万袋の福豆や福餅などがまかれました。なお、約500人の参拝客たちは、福を授かろうと福豆に手を伸ばしたほか児島喩加太鼓による「伝説鬼退治」などの奉納演奏で文字通りの厄除け鬼退治で邪気を祓っていました。