倉敷市は、生活保護受給者の個人情報を外部に漏らしたとして、水島保健福祉センターの男性職員を、停職3ヶ月の懲戒処分にしました。
13日付で懲戒処分を受けたのは、水島保健福祉センターで生活保護の業務を担当する36歳の男性職員です。倉敷市によるとこの職員は、平成24年8月ごろから平成25年12月ごろにかけて、当時交際していた女性に対し、生活保護を申請している6世帯分の申請者と受給者の名前などを漏らしたということです。今年1月15日に男性職員自ら個人情報漏洩について上司に報告したことから発覚したもので、交際女性の知人にも話が伝わっていたこともわかっています。市では市民の信頼を損ねたとしてこの男性を懲戒処分とし、上司2人も戒告の懲戒処分としました。今後、地方公務員法の秘匿保持の義務に違反した疑いで、刑事告訴することも検討しています。また、倉敷市教育委員会も、今年1月に3日間無断欠勤した36歳の男性職員に対し、戒告の懲戒処分にしたと発表しました。倉敷市は今年度、6件、11人の職員に対して懲戒処分を行っています。