大原美術館で、バリアフリー環境の充実を図る取り組みとして、ギャラリーツアーや演奏会が行われました。
この取り組みは、大原美術館が2013年から行っています。建物には段差があり、バリアフリー環境は充実していませんが、障がい者や乳幼児などすべての人が鑑賞の喜びを感じられるよう、今回もさまざまな企画が催されました。工芸・東洋館では、米蔵を改装した展示室の床や壁などを手でさわり、肌で美術館を感じるツアーがありました。また、展示室の中でバイオリンなどの生演奏が披露されました。美術と音楽の融合された空間で、参加者は違った観点での美術館の楽しみ方を味わっていました。大原美術館ではこの取り組みを継続し、参加者からの意見を聞きながら、今後のバリアフリー環境充実に生かしたいということです。