玉野市議会の3月定例会が開会し、黒田晋市長が、さまざまな課題に向かって前進する決意を示しました。
会議の冒頭、谷口順子議員が25日付けで辞職したことが報告されました。続いて、黒田晋市長が新年度の市政方針を語りました。黒田玉野市長は、「前進」という言葉を27回使い、12項目にわたって方針を述べました。このうち、老朽化している公共施設の再編整備については、更新・長寿命化を行うための指針となる計画を策定し、これまでの概念にとらわれない切り口での検討を進める考えを示しました。定例会に上程された議案は、41件です。このうち新年度当初予算は、一般会計で241億9000万円、前の年に比べて6・3%増額となっています。あわせて、3月補正予算も上程されました。一般会計の補正額は6億2400万円で、補正後の総額は243億円となっています。定住促進策として、移住体験ツアーの開催費用に48万円、新たに創設する住宅リフォーム補助制度で1100万円を予算化しました。また、プレミアム商品券の販売額を増やすために、1億1100万円を計上。石島航路の実証運航にかかる費用900万円も盛り込みました。3月定例会は3月3日から質問戦に入り、23日に議決、閉会する予定です。