県立倉敷工業高校ファッション技術科の生徒が、実習で刈り取った羊の毛でひざ掛けを作り、高齢者に贈呈しました。
高齢者福祉施設倉敷藤戸荘を訪れたのは、倉敷工業高校ファッション技術科の3年生5人です。このひざ掛けは、藤戸荘で飼育されている羊の毛で作られたものです。去年5月、生徒の手で刈り取り、洗浄、紡ぎ、織りの作業までおよそ7ヶ月かけました。伝統的な技法を学ぶ実習の目的に沿って、自然由来のものを使って染めるなどしていて、色とりどりのぬくもりあるひざ掛けに仕上がりました。生徒たちが「大切に使ってください」と声をかけると、 喜びのあまり感極まる高齢者もいて、生徒たちももらい泣きしていました。倉敷工業高校では、倉敷市児島稗田町の倉敷シルバーセンターを利用する高齢者にもひざ掛けを贈ることにしています。