倉敷市真備町の竹集成材家具メーカー「テオリ」で去年9月に操業を開始した竹集成材工場の見学会と新たに竹から開発した土壌改良剤としての「肥料」の紹介が行われました。
竹の集成材を用いた家具作りに取り組むテオリでは、平成29年9月から倉敷市真備町箭田に地元特産の竹を有効利用するための竹集成材工場を操業しました。これまで工場では、真備町をはじめ、倉敷市内から持ち込まれた約5000本の孟宗竹を切ったり、削ったりして竹の集成材の板を製造しています。約120人が参加した見学会では、竹の集成材が作られる作業工程が紹介されました。また、見学会に先立って樹木でありながらイネ科の性質をもつ竹には、有機物の主成分の炭素が多く含まれていて土壌改良剤として優れた資材であることを説明する講演が行われました。見学会の参加者は、集成材にならない竹の枝や葉の部分の有効利用として開発された竹の肥料「地竹(ぢちく)」の製造工程も実際に見て回りました。【インタビュー】見学者は・・・テオリ中山正明社長
なお、テオリでは、向こう5年間で地元の竹を使った純国産の集成材で竹の家具を製造していく考えです。
竹集成材家具メーカー「テオリ」工場見学会と竹肥料開発説明会
【取材日】2018年2月24日(土)
【場所】テオリ竹集成材工場
【住所】倉敷市真備町箭田
【インタビュー】テオリ中山正明社長