廃材となった竹を有効利用しようと、岡山県立大学で学生と企業が連携したプロジェクトが行われています。
この取り組みは岡山県立大学デザイン学部の4年生21人と倉敷市真備町で竹の家具・インテリア雑貨を製造・販売している「テオリ」が、産学連携プロジェクトとして行っているものです。先月から4カ月間の日程で始まり、先日、1回目のプレゼンテーションが開かれました。使用する竹はテオリが竹の表皮から塗料を作るために削って残ったものです。この廃材をできるだけ手を加えずに商品にするのが今回のテーマです。学生らは4、5人のグループに分かれてこれまでにテオリの工場を見学、その後、マーケットを検討するなどさまざまな角度から商品化までのプロセスを考えてきました。プレゼンでは学生の発表に対してテオリの中山社長も意見や質問をぶつけ、学生と企業が一体となって商品化を目指していました。今後は具体的なアイデアを出し、7月24日の最終プレゼンテーションにむけて試作を制作します。