西日本豪雨から1年、真備町で被災したパン屋が店舗を建て直し、リニューアルオープンしました。オープンまでの道のりを振り返ります。
倉敷市真備支所すぐ北側にあるパン屋「パンポルト」。
豪雨災害前には、地域の人たちが焼きたてのパンを求めて訪れる人気のパン屋でした。
去年7月の豪雨により、店舗兼住宅は2階まで浸水。
いつ、店を再開できるかまったく見当がつかない状況でした。
それでも、店長の戸澤さんはすぐに店を再開することを決めていました。
近隣のパン屋さんからの協力や応援もあり、被災から2か月後には玉島のパン屋さんの厨房を借りてパンを製造。
被災した店舗の前にプレハブを設置し、仮店舗での販売を始めました。
そして、リニューアルオープンまで3週間をきった6月18日。朝からオーブンやミキサーなどの機械が搬入されました。
仮店舗での営業途中、真備からおよそ20キロ離れた茶屋町へ製造の場所を移してからも夜遅くまでのパンの製造と運搬で生活は大変だったといいます。
様々な支援とお客さんの声に支えられ、オープンの日を迎えます。