玉野市の常山山頂でかつて常山城を守ろうと戦い討ち死にした女軍を供養する祭りが行われました。
常山城は、天正3年(1575年)に毛利勢に攻め込まれ、落城を前に、城主の妻・鶴姫と侍女34人が戦いに挑みましたが、最後は城に戻り自害したと伝えられています。
供養祭には、宇藤木地区や荘内地区の住民などおよそ100人が出席し、女軍塚に線香を供えました。
供養祭は、平成23年の台風で登山道が崩落してからは常山2合目で行っていました。
登山道復旧後、山頂を地区住民が整備し今年は8年ぶりに山頂での開催になりました。
献香のあとは、常山城での戦いを伝える「常山落城記」の口説きに合わせ地踊り「かっからか」を踊りました。
出席者は、踊りを奉納し無念の死を遂げた女軍を慰めました。