倉敷市連島地区ではごぼう収穫が最盛期を迎えています。
新型コロナウイルスの影響で市場価格が落ち込む中今後の回復に期待を込めて収穫作業が進められています。
倉敷市連島町特産の連島ごぼうです。
高梁川跡地の砂地を利用して植えられているごぼうはミネラル豊富で肉質が柔らかいのが特徴です。
連島地区では年間を通じて24戸の農家がおよそ350トンのゴボウを収穫しています。
今は秋に種を蒔いたごぼうの収穫が最盛期を迎えていて石原祥男さんのごぼう畑では朝から収穫作業に追われています。
石原さんは1本1本ごぼうの太さを選別しながら手作業で収穫していきました。
今年は暖冬の影響で出来が良く収穫量も例年より多くなりそうということです。
連島ごぼうは中四国の量販店や学校給食を中心に需要があります。
今年は新型コロナウイルスの影響で毎年この時期行われている連島ゴボウの出発式や量販店などでのイベントが中止となりさらに学校の休校で需要が減り市場価格も1割から2割程度落ち込んでいます。
しかし緊急事態宣言の解除で徐々に経済や教育活動が再開されることが今後見込まれます。
生産者は市場の回復への期待を込めて収穫にはげみます。
秋蒔きのごぼうの出荷は8月ごろまで続きます。
毎年スーパーでこの時期特設コーナーを設置してもらいPRをしてきたそうですが今年はできていないということです。
スーパーなどでは連島ゴボウがすでに店頭に並んでいます。
この機会に地元の旬のごぼうに注目し、ご家庭で味わってみてください。