日本画の公募展「春の院展」が倉敷市立美術館で開かれています。
美しい毛並みに可愛らしい瞳。
作家が亡き愛犬を想って8年描き続けている存在です。
今年で75回目を迎える「春の院展」は全国から厳選された104点の作品が集まり、ベテラン作家の実験的な作品や若手作家の意欲作など変化に富んだ展示を楽しむことができます。
岡山県からも5点が出品されていて酒井龍一さんの作品「或る扉」は奨励賞を受賞しました。
こちらは長い歴史のある倉庫の扉で消えてなくなる前に絵に残しておきたいと描いたそうです。
「春の院展」は例年、3月の東京を皮切りに全国を巡回していますが今年は新型コロナの影響で中止が相次ぎ、今回の倉敷展が東京の展示以来の開催となりました。
会場ではアンケート用紙の記入やアルコール消毒、入場制限などが設けられ感染症対策を徹底しています。
「第75回春の院展倉敷展」は今月12日まで開かれています。