倉敷市では5日からきょう早朝までの大雨の影響により8日未明、市内の山沿いを対象に警戒レベル4となる避難勧告が発令されました。
倉敷市は大雨により土砂災害の恐れが高まったとして8日午前1時45分、市内の山沿いを対象に警戒レベル4となる避難勧告を発令しました。
市内33カ所の避難所には一時、301人が避難しました。
倉敷市の避難勧告は8日午前9時15分に解除され、避難所も閉鎖されています。
大雨の影響によるものかは分かっていませんが8日8時半ごろ倉敷市玉島陶の木造2階建て住宅が倒壊しました。
警察と消防は70代の男性が下敷きになっているとみて捜索を続けています。
また、大雨警報の発表により、倉敷市や総社市、玉野市、早島町など県内9市4町の公立小中、高校特別支援学校合わせて114校が臨時休校しています。
気象台によると活発な梅雨前線の影響で県内で降り続いていた雨はピークを過ぎましたが、倉敷市では5日の降り始めからきょう(8日)正午までの総雨量が116ミリ、玉野市は121ミリに達しています。
県内に出されていた土砂災害警戒情報は全て解除されましたがこれまでに降った雨で地盤が緩んでいるところがあり、気象台は引き続き土砂災害に警戒するよう呼びかけています。
また、川の増水や落雷、突風にも引き続き注意が必要です。