倉敷美観地区にある桃太郎のからくり博物館に巨大なあるものが現れました。
アマビエは高さ3メートル13センチ、横1メートル50センチの巨大サイズです。
桃太郎に関する資料やトリックアートなどを展示する博物館に現れたアマビエは館長をはじめとしたスタッフ5人がおよそ4カ月かけて製作しました。
毎年夏の恒例だったお化け屋敷を新型コロナの影響で中止にしたため、代わりの目玉にするとともに、疫病退散の願いを込めました。
ペットボトルの骨組みに4ヵ月分の新聞紙が張り付けられたアマビエはフラワーデザインの仕事をしている館長の奥さんが設計しました。
江戸時代、アマビエが広まったころの瓦版の刷り上がりを忠実に再現するため墨やスプレーなどの塗料を使い分けて、色付けしています。
訪れた人は一緒に写真を撮るなどして楽しんでいました。
館内にはアマビエの他に県内外の疫病退散に関するお札や病気を払った神鍾馗が描かれた巻物も展示されていて、博物館として疫病流行の歴史を伝えています。
館長はアマビエを書き写し、広めることで疫病退散を願ったことに倣い写真を撮った人がアマビエを拡散していくことを期待しています。
この巨大なアマビエは8月31日まで桃太郎のからくり博物館に展示されています。