倉敷中央病院付属の看護学校・倉敷中央看護専門学校が校舎を移転し、新たな場での看護教育をスタートさせました。
倉敷中央看護専門学校は、倉敷中央病院付属の看護学校として、1923年に設立されました。
これまで倉敷中央病院の敷地内に校舎を構えていましたが、建物の老朽化に伴い、倉敷郵便局西側の倉敷中央病院付属予防医療プラザの旧館に移転しました。
新型コロナ感染対策として出席者を制限して行われた式典には、教職員や学生代表などおよそ30人が出席しました。
式典では小笠原 敬三校長が「この新しい学び舎で、優秀な看護師となれるよう努力し、社会の一員として活躍できることを願います」と話しました。
新しい校舎は5階建てとなっていて、各フロアともこれまでより広くゆとりのある配置となっています。
実習フロアは4階に整備されました。
卒業生の9割が倉敷中央病院で勤務することもあり、ベッドやナースコールといった器具など倉敷中央病院と同じものが採用されていて、即戦力として活躍できる環境となっています。
また、今後さらに需要が高まると考えられる在宅看護の実習ホールも充実し、在宅介護をしている家庭を想定した看護実践ができるよう工夫されました。
2階は情報処理室と図書ホールで構成され、ミーティングができるコーナーが設けられたほか、学習フロアとなっている3階は各教室と演習室が配置されるなど、グループ学習が行いやすい環境に整備されています。
また、学生の登下校をICカードで管理するシステムが新たに導入され、登校と出欠の管理が一括して確認できるよう整備されました。
倉敷中央看護専門学校では、現在3学年あわせて128人が看護師を目指しています。
新しい校舎での授業は今月8日(火)から始まります。