秋の交通安全県民運動に合わせて、玉野警察署と岡山南警察署が合同で高齢者向けの交通安全教室を開きました。
寸劇1カット玉野自動車教習所で開かれた交通安全教室には、玉野市の荘内地区や岡山市南区藤田に住む高齢者46人が参加しました。
この2つの地区が、去年 高齢者の交通事故が多かったとして高齢者交通安全重点地区に指定されたことを受け、交通安全教室を企画しました。
自転車のシュミレーター教室では、前後左右にモニターの付いた自転車を運転しました。
右後ろの安全確認が疎かになり易いため、十分確認するよう指導を受けていました。
また、セーフティ・サポートカー教室では、自動ブレーキや誤った発進を防止する機能を助手席や後部座席に実際に乗って体験しました。
そのほか、オートバイに乗っているとの想定で歩行者の飛び出しなどの危険を予測するトレーニングなどが行われ、参加者は交通安全について改めて考える機会となったようでした。
岡山県では、きのう(21日)までに交通死亡事故で50人が亡くなっていて、そのうちの6割を占める30人が高齢者となっています。
玉野警察署管内で起きた死亡事故は2人のうち1人が高齢者です。
岡山南警察署では7人中5人が高齢者、そのうち3人が自転車で用水路に落ちて亡くなったということです。
警察署は、高齢者に対してより一層交通安全に注意するよう呼びかけます。また、きのう(21日)のニュースでもお伝えしましたが、岡山県では、今月11日から17日まで7件の死亡事故が起こったことを受け、20日から交通死亡事故多発全県警報が出されています。