KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

倉敷市はきょう（１１日）、倉敷市で現職の市議会議員など１１人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。
倉敷市の感染者は５００人を超えました。
玉野市では初めてクラスターが発生するなど５人の陽性が判明しています。

倉敷市の発表によると、感染した市議会議員は６０代の女性で今月３日に発症、９日に陽性が判明して入院しました。
３７度台の熱があり、倦怠感と肺炎を発症して重症だということです。
濃厚接触者は同居の家族の８０代無職女性で、９日に倦怠感や吐き気、咳を発症し１０日に陽性が判明して入院しました。軽症です。
他の濃厚接触者は、別居の親族６人と知人の１人で、ほかにも調査を続けています。

他の９人の陽性患者のうち、２０代のアルバイト女性が、５日に確認された市内９例目のクラスターが発生した、接待を伴う飲食店の施設関係者です。
軽症です。
この店の陽性者数は市外の１０人を含め３０人となりました。
また１０例目のクラスターとなった接待を伴う飲食店の施設関係者の４０代と２０代男性も感染が判明して、この店の陽性者数は７人となりました。
４０代男性は無症状で、２０代男性は軽症です。

このほか、９日と１０日に発表された患者の濃厚接触者として検査を受けていた６０代無職女性２人と、５０代無職女性、３０代アルバイト女性、２０代の会社員男性、２０代の会社員女性の陽性が判明しました。
４人が軽傷で２人が無症状です。

倉敷市の感染者数は、１月１１日時点で５００人を超えて５０９人になりました。
５０９人のうち、現在入院または宿泊療養施設に入所している人が１２４人、退院や退所などをしている人が３８２人、死亡が３人となっています。

玉野市では５人の感染が発表されました。
このうち１０代の男子生徒２人は、９日に陽性が発表された１０代の男子生徒３人の濃厚接触者として検査を受けていました。
２人は無症状です。
これで友人同士の家での会食による患者が５人となったため、岡山県３８件目、玉野市では初のクラスター発生と判断されました。
会食にはもう１人参加していましたが、陰性でした。

玉野市ではこのほか、９日に発表された感染患者の同居の家族の５０代自営業女性の陽性が確認され、無症状です。
同じく１０日に発表の同居の家族の４０代会社員男性が陽性でした。
軽症です。
また、熱などがあったため自ら受診した４０代自営業男性の陽性が判明しました。
軽症です。
玉野市の感染者数は、２９人になります。

このほか、きょうは岡山市で３１人、浅口市、矢掛町、鏡野町がそれぞれ１人、県外が２人陽性が発表され、県内での感染確認はのべ１８５９人になりました。

１１日に陽性が発表された倉敷市議会の６０代の女性議員は、親族の「感染拡大防止のためにも」との意向から矢野周子議員であることが公表されました。
倉敷市議会事務局によると、矢野議員は今月６日に登庁して、会派の控室で執務をしました。
登庁した時に応接室や会議室は使っていないということです。
市役所３階議会等の会派控室と共用部分の消毒はすでに済ませています。
矢野議員は、任期満了に伴い１７日に告示される倉敷市議選の出馬の準備を進めていました。

玉野市の生徒の会食クラスターでの５人の生徒の陽性について岡山県教委は県立高校に在籍する生徒と発表しました。
現時点で行内に感染が広がっている可能性は低いことから一部の活動を除いて通常の教育活動を行っているそうです。