倉敷芸術科学大学の卒業制作展が、倉敷市立美術館で開かれています。
会場には、倉敷芸科大のデザイン芸術学科とメディア映像学科の学生およそ80人の作品が展示されています。
今年の卒業制作展のテーマは、「セカンドインパクト」。
学生たちがこれまでに芸術から受けた衝動を、自分たちの作品を通して周りへ与えていきたいという思いが込められています。
コミックイラストコースの杉原梨央さんは、「感情の赴くままに」という意味の音楽用語「Abandonne′」をテーマに四季折々のイラストとクラシック音楽を組み合わせています。
グラフィックデザイン分野の雨宮真子さんは、オリジナルのブックレーベルを作りました。
大好きな本と人を繋ぎ、紙の本の良さを改めて知らせようと、文庫レーベルのデザインから本の装丁まで手掛けています。
そのほか、オリジナルキャラクターを使ったアニメーションや、繊細な青い花をあしらったウェディングドレス、中国の春秋時代が舞台のアクションゲームなど、学生生活の集大成となるこだわり抜いた作品が集います。
倉敷芸術科学大学卒業制作展は、今月17日(日)まで倉敷市立美術館で開かれています。
また、倉敷芸科大の大学院生による修了制作展は、加計美術館で今月26日(火)まで開かれています。