今年度の倉敷市立短期大学服飾美術学科と服飾美術専攻の卒業・修了制作展が倉敷市立美術館で開催されています。
会場には、この春、卒業する51人が、1年かけて研究・製作した作品が展示されています。
服飾美術学科、服飾美術専攻では服の製作やデザインの他にアートや地域活性・マーケティングといったビジネスも学んでいます。
個人が設定した研究テーマに合わせ10のゼミに分かれるため、「空間デザイン」の分野では店舗設計、「テキスタイルデザイン」ではチラシで作ったカバンなど多種多様な作品を楽しめます。
竹内那々海さんは、「アルマダの肖像画」で描かれたエリザベスI世のドレスの再現に挑戦しました。
全て自分で縫いつけた刺繍や500個以上取り付けたパール、忠実に再現したシルエットが16世紀後半の貴族の雰囲気を醸し出しています。
また、宮井菜都さんは「人生=線」というテーマでワイヤーを加工し生まれてからこれまでの自分を表現しました。
倉敷市立短期大学卒業・修了制作展は今月21日まで倉敷市立美術館で開催されています。