倉敷市で認定されている3つの日本遺産の魅力を高校生が研究し、それぞれの視点から発信した成果を発表しました。
この取り組みは倉敷市の事業の一環で日本遺産を発信する担い手の育成や郷土への愛着を深めることを目的としています。
参加した学校1校1グループにつき最大20万円を助成していて2回目となった今年度は倉敷翠松高校や倉敷商業高校など6校が参加しました。
倉敷市では平成29年に繊維産業、翌年の平成30年に北前船の寄港地と桃太郎伝説をテーマとした3つのストーリーが日本遺産に認定されています。
発表会には関係者や一般の人およそ60人が出席しました。
このうち倉敷工業高校は2年前に新しい学科ができたことにより最後の学年となったファッション技術科の3年生が「KASURIデニム」を企画しました。
前もって染め分けた糸を織りあげて文様を現す伝統的な「絣」の技法とデニムを織る技術を融合した新しいオリジナル製品です。
倉敷市日本遺産推進協議会は来年度も事業を継続する予定で、今後は参加校の規模を増やしていきたい考えです。