岡山県内で新型コロナウイルス感染者数が再び急増していることを受け伊原木隆太知事が臨時会見を開き、「岡山県では感染力が強く、重症化しやすいとされる変異株による感染が主流になってきた」との認識を示しました。
その上で、4月下旬から発行する予定だった宿泊クーポン券の発行を延期することを発表しました。
岡山県内の4月8日から14日までの新型コロナウイルス感染者数は219人で、前の週に比べておよそ2倍に増えました。
また、県のスクリーニング=分別=検査により判明した変異株に感染したと考えられる患者は、219人のうち178人と80%を超えています。
病床使用率も22・1%と、前の週に比べて2・7ポイント上がりました。
感染状況を示す指標の「ステージ3」(確保病床数の25%以上)には至らないものの、知事は今後の医療提供体制に強い懸念を示しました。
岡山県が4波の最初の段階に入ったとの判断を示しステージ3引き上げの前で何とか食い止めようと決意を述べました。
知事は、新型コロナウイルスを県内に持ち込まない、広げないとの強い認識を持って一層の感染防止策を取るよう県民に呼びかけました。
発行の延期が発表された県民対象の宿泊クーポン券は、1人が1泊で1万円以上の使えば最大5000円割り引くものです。
下旬から6月末まで6月末まで7万枚発行する予定でした。