西日本豪雨災害から3年を迎え、倉敷市真備町を拠点にする災害ボランティア団体が犠牲者の追悼とまちの復興への想いをつなぐイベントを開きました。
イベントの冒頭、参加者全員で黙とうし、西日本豪雨で亡くなった方を悼みました。
真備追悼復興3年祭は、真備地区などで復興支援活動を展開してきたボランティア団体災害支援団ゴリラが2019年から毎年この時期に開いているイベントです。
新型コロナの影響で、去年に続き規模を縮小して開催しました。
高梁川右岸の広場には、真備の災害復旧に携わった車両が集結しました。
最大5m浸かった真備町内の水を抜くために数多く出動したポンプ車や、復旧作業で相次いだ熱中症患者を手当てした移動救急車、河川の復旧工事に携わった25tクレーン車などが展示され、子どもたちが楽しみながら触れていました。
イベントでは、食と音楽で復興への希望を共有しました。
グルメ屋台は、過去に真備町で炊き出しをした団体など10店舗以上が並びました。
甘味たっぷり!青森産の活きホタテ、タレが決め手!本場・大阪のホルモン焼き、そして地元岡山の名物・えびめしなどが人気で、来場者は多彩なグルメを満喫していました。
また、真備町を定期的に訪れてボランティア活動をしている滋賀県のMIHO美学院中等教育学校の生徒が駆けつけ、被災地を勇気づける和太鼓を演奏しました。
なお、災害支援団ゴリラが主催する真備追悼復興祭は、災害から3年経った今年を節目に、最後の開催となりました。
真備追悼復興3年祭はこのあと午後8時半まで開催され、最後は花火を打ち上げる予定です。