訓練は、営業中のコンビニエンスストアで行われました。
刃物のようなものを持った男が、店員から現金を脅し取るという想定で行われました。
店員は、駐車場から車で逃げる男にカラーボールを投げてけん制。
素早く電話で警察に通報し、駆け付けた警察官に、逃げた男たちの特徴を細かく伝えました。
コンビニエンスストアの強盗事件は、倉敷市内で今月17日に発生しています。
現金1万1000円を奪われましたが、店員にけがはなく、容疑者は1週間後に逮捕されています。
この日は、特殊詐欺の被害防止訓練も行われました。
コンビニで販売されている電子マネーを買うように指示される「サポート詐欺」の手口を再現。
店員は警察に通報したうえで、時間を稼ぎながら客を説得し、被害を未然に防ぎます。
水島警察署管内では、今年8月までに4件の特殊詐欺被害が発生していますが、7件を未然に防いでいて、コンビニエンスストアの店員の声掛けに一定の効果が現れています。
水島警察署管内では、これまで同じコンビニで5回も特殊詐欺の被害を未然に防いだ例があるそうです。