総社市は、先月4日に市内で登園中の園児など親子4人が巻き込まれる事故が発生したことを受け、交通安全対策を強化しています。
きのう(9日)学校園長など関係団体の連絡会議を開き、通学路のグリーンベルト設置や交通安全教室の計画が報告されました。
総社市では先月4日の事故を受け、19日に臨時市議会が開かれ通学路の危険個所などを整備するための補正予算1億2000万円が可決されています。
予算の成立を受け、総社市は「子どもたちの安全を守る連携会議」を開き、学校園の関係者などへ道路整備や交通安全教室に関する方針を報告しました。
通学路の路側帯を緑色に着色して車両のスピードを抑えるグリーンベルトを市内の学校園の通学路に17キロに渡って整備するほか、学校園から要望があった危険個所にカーブミラーや信号機などを設置します。
また、現在制作中の交通安全ハンドブックを使い、市内すべての学校園で交通安全教室を開く方針です。
ハンドブックには、グリーンベルトの説明や中学校区ごとの設置マップ、交通ルールなどが記され、グリーンベルトの役割を周知し、より安全な登下校の実現を目指します。
グリーンベルトの設置は、きょう(10日)中央小学校区から始まっていて、今年度中に整備を終える予定です。
交通安全教室は1月末までに開催する方針です。