囲碁の小学生日本一を争うくらしき吉備真備杯こども棋聖戦が、倉敷市真備町で開催されました。
中国から囲碁を持ち帰ったと伝えられる吉備真備公を顕彰し、囲碁文化を全国に発信する大会として2011年から始まったこの大会。
豪雨災害と新型コロナの影響で、マービーふれあいセンターを舞台に開催するのは4年ぶりです。
今年は全国の予選を勝ち抜いた小学生88人が、低学年の部、高学年の部に分かれて対局に挑みました。
きょう(18日)は3回戦を行う予選リーグがあり、各グループ上位1人があす(19日)の決勝トーナメントに進出。
各部門の優勝者には、こども棋聖の称号が与えられます。
対局場には、今年碁聖戦の番勝負をマービーふれあいセンターで行った井山裕太棋聖が訪れ、審判長として子どもたちの対局を見守りました。
会場では大会にちなみ、真備の竹炭を練り込んだ囲碁クッキーが限定販売されたほか、通常より路盤が12本少ない入門用の囲碁ゲームを使ったイベントが開かれました。
休憩時間に集まった子どもたちが井山棋聖に挑戦し、プロのテクニックを学んでいました。
なお、あす19日は同じ会場で、一般参加の囲碁大会が開かれるほか、井山棋聖とこども棋聖戦の高学年優勝者による記念対局が行われます。