総社市の高校生が解体前の倉庫の壁画に描いた巨大アートが完成しました。
作品のテーマは「生命力」。
様々な表情の群衆や空を見つめる大きな目など鮮やかな色使いで表現しています。
制作したのは総社南高校2年で美術部部長の日岡 朔人さんです。
去年11月から制作をはじめ、今月7日に完成しました。
壁画アートが描かれたのは総社市門田のガス会社三備石油の倉庫です。
三備石油はガス事業の撤退に伴い取り壊す倉庫を最後に活用してもらおうと、日岡さんに打診しました。
部活動の時間や休日を使い、およそ2カ月半かけて完成させた壁画アートには様々なメッセージが込められています。
人が叫び声を上げた様子の反対には口をつぐんだ人。
情熱を発揮できた人と情熱を抑えられた人を表し、中央の信号機はその分かれ道となっています。
これらの作品が見られるのはあと一週間ほどで、20日からは倉庫の解体が始まります。
作品は今月20日から解体されますが、それまでは誰でも自由に鑑賞できるということです。
また、3月から事務所横の倉庫にも地元の高校生による壁画アートが制作されるということです。