岡山県内最大の養殖ノリの産地として知られる玉野市の胸上地区で、ノリの収穫作業が本格化しています。
【リポート】福本 結月「午前7時30分 収穫作業が行われています」
「潜り船」と呼ばれる専用の船でノリ網の下をくぐり、30センチ以上に伸びたノリを回転式のカッターで刈り取っていきます。
胸上漁港ではほぼ毎日収穫作業を行い1日およそ6万枚分のノリを収穫します。
県内のノリの生産量の、およそ30パーセントを占める胸上地区では20人の漁師がおよそ6000枚の網で養殖を行っていて年間でおよそ6億円売り上げます。
収穫作業は12月上旬から始まっていて、2月、3月にかけてピークを迎えます。
収穫した網のノリも5日から6日経つと再び成長し3月末ごろまで十数回収穫できるということです。
【インタビュー】
■胸上漁業協同組合海苔研究会 國屋一吉会長
船で刈り取ったノリは加工工場のタンクに移した後洗浄や乾燥などの工程を経て100枚ずつの束にします。
そして岡山県漁連に出荷され問屋による入札を経て全国各地に出荷されるということです。