倉敷市内の愛好家による竹工芸展が、真備支所で開かれています。
今年の干支・寅の親子や、緻密に作られた竹のオーケストラ。
会場の真備支所には、倉敷市内の竹細工愛好家21人が手作りした44点の作品が並びます。
この作品展は、地元の人に真備町特産の竹に親しんでもらおうと昭和60年に始まり、今年で36回目となりました。
こちらは「自然界に生きる野鳥」と題されたオブジェです。
カワセミやコウノトリなどを竹の丸みを活かしながら削り出し、見事に色付けています。
また、今回は特別展示として、真備町の復興支援団体「竹あかり」が作ったアマビエの竹灯籠と、真備町辻田の竹細工作家・佐名木紀さんが手がけた雛人形の段飾りも展示されています。
佐名木さんは、平成30年の豪雨災害で過去に制作していた雛人形も被災してしまい、今回およそ1年かけて新たな作品を作り上げました。
「手作り竹工芸展」は、今月22日まで真備支所で開催されます。
なお、今回特別展示された佐名木紀さんの雛人形と「竹あかり」によるアマビエの灯籠は、今月22日の午後から横溝正史疎開宅でも雛めぐりの期間展示されるとのことです。