井原鉄道は、「天文王国おかやま」の美しい星空をPRしようとラッピング列車を走らせます。
観光ツアーなどでの実用化を前に、関係者へお披露目されました。
今月18日に完成したラッピング列車「スタートレイン」です。
車体には、手書きのイラストを元にした星々が散りばめられ、沿線の名所や特産品も描かれています。
観光などでの活用を前に、モニターツアーが開かれ、現代美術作家・太田三郎さんをはじめとするデザイン担当者や旅行会社の企画担当者など12人が参加しました。
一行が乗った列車は、総社駅を出発ししばらくすると真備町のトンネルの中で停車します。
すると、天井にプラネタリウムが映し出され、スタッフの解説に合わせて満点の星空を楽しみました。
さらに、美星町産の豚肉を使ったおやきや、星空をイメージしたお茶も振る舞われ、沿線の魅力を見て、食べて堪能することが出来ます。
このプロジェクトは、今年度の観光庁の事業として去年11月に採用されました。
ラッピング列車に合わせて、観光バス「スペースライナー」も作られ、観光ツアーを中心に活用されます。
今後は、各旅行会社に車両を活用した観光プランを企画してもらい、岡山の美しい星空を広く発信したい考えです。
また、スタートレインは、あさって(24日)から井原線の通常ダイヤに組み込まれ、総社駅と広島県福山市の神辺駅間を1日に2便程度運行する予定です。




