版画作品の魅力を伝えようと岡山県立大学の学生や倉敷市立美術館の講座生などによる作品展が総社吉備路文化館で開かれています。
会場には木版画や銅版画など様々な技法で作られた作品40点が並びました。
版画は素材や使用する紙、刷り方などで様々な顔を見せてくれます。
その面白さを伝えようと総社吉備路文化館が岡山県立大学デザイン学部の関崎哲教授と合同で作品展を開催しています。
7回目となる今回のテーマは「版を通して世界を見る」。
日本の富士山やパリのノートルダム寺院、江戸時代後期の作品など時代も場所も異なるものが並びます。
こちらは小型の版をスタンプのように繰り返し刷り、一つの作品に仕上げました。
インクの濃さや版の方向を変えることで新たな作品が生まれます。
4つの大きなパイナップルを描いたこちらの版画作品。
線の太さや影の濃さを工夫し同じものでも違った見え方のする版画ならではの魅力があります。
その他、江戸時代の人気 浮世絵師 歌川国貞の作品や町の八百屋の日常風景などが並び、訪れた人たちは趣の異なる版画作品に夢中になっていました。
「版表現の楽しみ」は総社吉備路文化館で今月11日(水)まで開かれています。