玉野市は、6月定例市議会に提案する補正予算案を発表しました。
新型コロナ対策の経費を中心に盛り込み、額としては前の年に比べておよそ3倍の規模になりました。
また、鉾立小学校の木造校舎を耐震化するための予算も計上されました。
一般会計で7億6000万円あまりの6月補正予算案は、国の給付金事業やワクチン接種の事業費が大半を占めています。(前年同期比237%増)
政府の方針により、物価高騰への緊急対策として、低所得の子育て世帯向けに、子ども一人当たり5万円を支給します。
対象は市内1340人を想定していて、玉野市が独自に3万円を上乗せします。
その経費として4000万円を予算化しました。
このほか、公立保育園における園児の出席管理や保護者への連絡などをICT化する経費に2000万円、小中学校の手洗い場を一部自動水栓にする経費に2900万円を盛り込みました。
また、柴田市長の就任後に動き出した鉾立小学校の木造校舎を耐震補強する方針について、この補正予算で実施設計の費用1500万円をつけました。
来年度に工事着手したい考えです。
鉾立小学校の木造校舎を巡っては、地元から、耐震補強工事をせずに、今の状態で保存を求める陳情も出されています。
補正予算は6月2日開会の定例市議会に提案され、審議されます。