本格的な雨のシーズンを前に、総社市では、防災の知識や技術を高めようと水防訓練が行われました。
訓練には、総社市消防本部をはじめ、消防団や市の職員約220人が参加しました。
線状降水帯により西日本豪雨に匹敵する大雨が降ったという想定の下、水の溢れを防ぐための土のうを作り積んでいく作業や、2019年に5艇を導入した繊維強化プラスチック製の救助用ボートを使った避難誘導が行われました。
今回の訓練で特に力を入れて行われたのが、河川などに転落した人を救出する方法の確認です。
浮力を確保するためにはペットボトルが効果的で、少し水を入れたものを溺れている人の近くへ投げ込む訓練が行われました。
また、着衣のままあおむけになって浮かぶ「背浮き」という方法が説明されました。
適切に行うことで長時間浮き続けることができ、救助される可能性が高くなるということです。
気象庁によりますと、ラニーニャ現象が続いているため、6月から8月にかけては西日本で雨の量が多くなる可能性があります。
梅雨の期間の大雨に警戒が必要です。