県内で進められている地区防災計画作りのモデル地区に選ばれた、倉敷市の五福地区で、一回目の部会が開かれ住民たちが地域の防災力を再確認していました。
部会には、倉敷市五福地区の住民や市の関係者など約30人が参加しました。
人口約4200人の、五福地区は、西日本豪雨災害時に五福小学校の体育館が長く真備町の被災者の避難所となっていたこともあり、住民たちの防災への意識が高まっています。
そこで今回、地域の特徴を生かしたマイルール「地区防災計画」の作成を行うことになりました。
ワークショップでは香川大学 特命准教授の磯打千雅子さんを講師に迎え、地区の地図上に水路や路地、防災上役立つ施設などを色分けしながら、自分たちの住んでいる地域の特徴や現状などを再確認し、話し合いを進めていきます。住民たちはハザードマップと見比べ、近くに水島駅があるので避難しやすい、水路が多く浸水の危険があるなど自分たちの町の強みと弱みを改めて洗いだしていました。
この部会は、西日本豪雨の教訓をふまえ、地域の防災力を高めようと3年前から県と県内全市町村で行っている取り組みの一貫で、今年のモデル地区のひとつとして倉敷市五福地区が選ばれました。
五福地区では今後も定期的に集まって部会を開き、地区防災計画の作成を進めていくということです。