倉敷市立菅生小学校では、地域の防災士などを招いて防災学習を行いました。
菅生小学校では今年度から、西日本豪雨のあった7月6日を「防災の日」と定め、各学年で防災学習を展開しました。
このうち6年生は、菅生学区社会福祉協議会の防災士など5人を招き、「避難したあとの行動」をテーマに学びました。
最初に児童が、家族構成に応じて避難所に持っていく防災グッズを考え、班ごとに発表しました。
児童の発表を聞いた防災士が、4年前の西日本豪雨災害での避難所の様子を踏まえて解説しました。
避難所によっては、毛布などの物資が50セットほどしかないこと、地震などで広い範囲に被害が及ぶと、食事などが行き届かない可能性があることを説明し、自らの備えが大切だと強調しました。
また、あると役立つ避難グッズとして、寒いときに身体を温めるアルミシートと保存食の定番・カンパンを紹介し、児童は興味深く話を聞いていました。
このほか児童は、新聞紙を材料にした非常用のお皿づくりにも挑戦し、いざという時の備えの大切さを学びました。
倉敷市教育委員会によると今年度から、市内の公立小中学校で「防災の日」を学校ごとに設定し、その日に防災教育を集中して行っているということです。