倉敷警察署は、大原美術館と連携して名画をデザインした防犯啓発うちわを作成しました。
アートを楽しんでもらいながら、防犯意識の向上に繋げます。
大原美術館には、倉敷警察署の中村道範署長や大原美術館の森川政典副館長など関係者が集まり、防犯啓発うちわのお披露目が行われました。
うちわに取り入れたのは、児島虎次郎の名画「和服を着たベルギーの少女」です。
作品のリアルな色合いを表現し竹製の骨組みを合わせ、趣のある仕上がりになっています。
裏面には、「名画で広める安心の街」と記されました。
倉敷警察署管内では、今年に入って22件の特殊詐欺被害が発生し、件数、被害額ともに去年より増加傾向にあります。
このことを受け、初の試みとして大原美術館とタイアップし、人々の心に訴えかける名画をデザインしたうちわの製作を企画しました。
これを配ることで、名画を楽しんでもらいながらより多くの人の防犯意識を高めることを目指します。
啓発うちわは1000個製作され、今後の防犯活動などにも使われる予定です。