岡山にゆかりのある妖怪をテーマにした展示会が倉敷市立自然史博物館で開かれています。
自由自在に飛び回る烏天狗に雷が落ちると共に現れる雷獣など会場には、県内のお寺などから集めた20種類の妖怪に関する本やイラストなどおよそ40点が展示されています。
こちらは犬の形をしていて夜歩いている人の脛をこする「スネコスリ」。
岡山県に伝わる妖怪で日本初の妖怪辞典にもその名が残っています。
そして中でも注目は、食べると不老不死になるという言い伝えの「人魚のミイラ」。
浅口市の寺が所蔵するもので、今年の2月から学者が研究をはじめたことで話題になりました。
また、きょう(17日)は展示に合わせ民俗学者の木下浩さんを招いた解説会も開かれました。
およそ20人の親子が参加しかっぱに襲われそうになった時の対処法など、木下さんの話に聞き入っていました。
倉敷動物妖怪展は9月25日まで自然史博物館で開かれています。
また、8月6日には作家で博物学者の荒俣宏さんによる妖怪にまつわる講演会が倉敷市立美術館で開催される予定です。