玉野市の病院とホテル、そして、岡山市の学生が共同で考えた認知症予防メニューの試食会が行われました。
試食会が行われたのは、今年3月玉野市築港にオープンしたKEIRIN HOTEL10です。
今回の試食会は認知症病棟での栄養管理や食事に力を入れている由良病院が企画したもので、メニューは病院実習などでつながりのあるノートルダム清心女子大学の食品栄養学科の2年生7人が考案しました。
「イワシ団子とカラフル野菜のトマト煮込み」、「納豆と黄ニラのオムレツ」など、5つの献立は、試食会場となったホテルのレストランの料理長からアドバイスを受け、試行錯誤しながら約半年かけて完成させました。
認知症予防に良いとされる魚や鶏肉、緑黄色野菜などの食材が使われ、糖分や塩分は控えめとなっています。
試食会に招かれた29人の地域住民などは、塩分を抑えながらもスパイスが取り入れられた深い味わいのメニューを楽しんでいました。
試食会に参加した人には、自宅でも調理ができるよう食事メニューのレシピが配布されました。
由良病院では食での認知症予防を通じて、自宅で暮らせるサポートを行う病院として活動していきたい考えです。
由良病院では今年4月から、月1回のペースで認知症予防メニューの試食会を行ってきました。
来年度は市内のレストランとコラボレーションしての食事会の開催を検討しているということです。