倉敷市立美術館では、新たな収蔵作品を中心としたコレクション展が開かれています。
会場には、令和3年度に新たに加わった収蔵作品を中心に絵画や工芸品など50点が展示されています。
倉敷市立美術館は郷土ゆかりの日本画家池田 遙邨から作品の寄贈を受けたことがきっかけで、1983年、旧倉敷市庁舎を改修し、美術館として開館しました。
この度、池田 遙邨の遺族から大正時代の代表作「丘の道」の貴重なスケッチを収めた写生帖が寄贈されました。
また、東光会の佐藤 一章のもとで洋画を学び、昭和時代に県内を中心に活躍した能登 靖幸の「ろう石の山」も新たなコレクションに加わっています。
このほか、イギリス人陶芸家のバーナード・リーチに指導を受け、倉敷市羽島に窯を築いた小河原 虎吉の作品なども新たに展示されています。
倉敷市立美術館は今後も市民に開かれた美術館づくりを目指し、池田 遙邨をはじめとした郷土ゆかりの作家たちの作品を中心に収集活動を行っていくということです。
新収蔵作品が中心の倉敷市立美術館コレクション展は、3月12日(日)まで開催されています。