岡山県は県内の医療提供体制がひっ迫していることから、4段階の感染レベル分類を2番目に深刻なレベル3の「医療負荷増大期」に引き上げると発表しました。
岡山県の11日時点の病床使用率は70.8%で、第7波よりも厳しい状況が続いています。
医療従事者が感染したり、濃厚接触者になったりして、出勤できないケースが相次いで発生していることから、確保病床の中にも医療従事者の不足で患者の受け入れができていないところもあり、確保病床以外への入院も多く発生。
11日現在で県内の入院患者は720人と確保病床の600床を大きく上回っています。
県では、新規感染者数や医療機関への負荷が増大傾向にあることから、4段階の感染レベル分類を2番目に深刻なレベル3の「医療負荷増大期」に引き上げることを決めました。
また、昨年末から「医療ひっ迫警報」を県独自に発令していますが、緊急のお願いとして
▽重症化リスクが低い人は、抗原検査キットによるセルフチェックの実施
▽医療機関の受診は可能な限り平日の日中、あらかじめ電話して受診
▽救急車の利用や救急外来の受診は真に必要な場合のみなどを強く呼びかけています。