倉敷工業高校テキスタイル工学科をこの春に卒業する3年生による卒業制作展がきょう(14日)から始まりました。
2019年に新設された倉敷工業のテキスタイル工学科は染めや織り、縫製にプリントなど繊維製品の製造やデザインについて学ぶことができる学科です。
1年生で基礎学習を行い2年生から自分が興味を持った分野を探求していきます。
会場の倉敷物語館にはこの春卒業の3年生、39人の作品およそ70点が並びました。
卒業制作では製品を使うターゲットとコンセプトを決め製品づくりを行っています。
若い女性をターゲットにしたこちらの帆布のバッグは、美容と健康に良いレモンをプリントすることで爽やかな印象に。
端材などを使って作ったこちらのおもちゃは猫用のもの。
猫が好みそうな魚や貝の形になっています。
一見、普通に見えるこちらのジャケットもあっという間にベストに早変わり。
ボタンで袖が取り外せるようになっていてオールシーズン着ることができます。
また、実際にお店などで使われているものもあります。
前掛けとエプロンを組み合わせたこちらの製品は焼肉店に採用されました。
真田紐を意識した腰ひもに、動きやすくするためひざ元に入れたスリットがポイントです。
こちらの暖簾は美観地区に実際にあるお店に聞き込みを行い作ったもので今後、店先でお客さんを出迎えます。
この他にも実際に購入したくなるような3年間の学びが詰まった作品が展示されています。
倉敷工業、テキスタイル工学科の卒業制作展はあす(15日)も倉敷物語館で行われています。