倉敷高校の生徒が廃棄されるジーンズを活用してアート作品の制作に取り組んでいます。
制作には生徒だけでなく多くの人に参加してもらい、倉敷について考えるきっかけにしようと、ちょっと変わった方法で進められています。
倉敷美観地区の商店街で倉敷高校商業科の2年生が一般の人にも参加してもらいアートの制作を行いました。
作品には「倉敷に住み続けたいか」や「倉敷が日本遺産に登録されていることを知っているか」など3つの質問があり、「Yes」なら白色「No」なら青色の糸をそれぞれのキャンバスにつけていくアート作品です。
制作には1000人に参加してもらうことを目標にしていて残り約300人に迫ったきょう(15日)、美観地区を訪れた人に制作への協力を呼びかけました。
作品は糸をつけていくことで倉敷市の花「藤」が浮かびあがってくる仕掛けで、回答が多い方がより目立つものになります。
生徒がこのアート作品を制作するきっかけとなったのは、授業で廃棄されるジーンズを糸に戻し、新たなデニム製品に生まれ変わらせる倉敷市児島の企業の講演を聞いたことからです。
去年の夏ごろから商業科の2年生40人が中心となって校内で不要になったデニムを回収しキャンバスを制作。
作品づくりを通じて多くの人が倉敷について考えられるものにしたいとこのアートに取り組みました。
参加した人たちは制作を通じて新たな気づきがあったようです。
作品は3月までに完成させる予定で多く人の目につくところに展示できるよう今後、展示場所を探していきます。